管長の修行問答

五常八徳

2014.11.01

礼と真心

礼とは裏表のない謙虚で素直な真心と高次の意識である

先日の講習会にて御教示頂きました「礼」というものが、いわゆる「礼儀」の礼というだけではなく、何か計り知れない程深いものに感じ、とても自分には「礼」の実行は無理ではないかと思いました。そこで、せめて物事に当たる時に「真心」を込めるようにしたら良いのではないかと思いましたが、その「真心」もよく分かってない様に思います。「真心」を込めるとは、真剣に一生懸命にやるということで宜しいでしょうか?「真心」とは一体どのようなものか御教示頂けましたら幸いです。何卒宜しく御願い申し上げます。(埼玉・M)※本問答は2014年11月・341号のものです。

2014.11.01

道・徳・仁・義・礼

より高次の意識は下位の意識を純粋な完成形で内包している

「老子様の言葉で、道を失いて後、徳あり、徳を失いて後、仁あり…と伺いました。仁の御説明の中で慈悲という言葉があったと思いますが、仁とは慈悲なのでしょうか。又、徳というものが復活すれば慈悲はなくなるのでしょうか。(埼玉・S)※本問答は2014年11月・341号のものです。