管長の修行問答

2014年11月

2014.11.01

高齢者社会

一に健康、二に健康、楽しく運動し刺激ある生活を送れ

高齢化が進む現在、六十五歳以上の高齢者数が総人口の二五・〇%となり、国民の四人に一人が六五歳という時代を迎えました。介護であったり、長年の住処を離れ、グループホームや高齢者住宅の選択、といった身近な周囲の現実を目の当たりにし、これから高齢となる者達への心構えについて御教え戴ければ幸いです。(東京・Y)※本問答は2014年11月・341号のものです。

2014.11.01

礼と真心

礼とは裏表のない謙虚で素直な真心と高次の意識である

先日の講習会にて御教示頂きました「礼」というものが、いわゆる「礼儀」の礼というだけではなく、何か計り知れない程深いものに感じ、とても自分には「礼」の実行は無理ではないかと思いました。そこで、せめて物事に当たる時に「真心」を込めるようにしたら良いのではないかと思いましたが、その「真心」もよく分かってない様に思います。「真心」を込めるとは、真剣に一生懸命にやるということで宜しいでしょうか?「真心」とは一体どのようなものか御教示頂けましたら幸いです。何卒宜しく御願い申し上げます。(埼玉・M)※本問答は2014年11月・341号のものです。

2014.11.01

道・徳・仁・義・礼

より高次の意識は下位の意識を純粋な完成形で内包している

「老子様の言葉で、道を失いて後、徳あり、徳を失いて後、仁あり…と伺いました。仁の御説明の中で慈悲という言葉があったと思いますが、仁とは慈悲なのでしょうか。又、徳というものが復活すれば慈悲はなくなるのでしょうか。(埼玉・S)※本問答は2014年11月・341号のものです。