月曜メルマガ

2024.04.01

vol.678 必要な手助け

3月29日、東京にも、ついに桜の開花宣言が出ました。先週末の暖かさで、西日本から東日本にかけて開花が一気に進んだようです。今年は満開の桜の中の入学式となるといいですね!

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暖かくなって、お散歩する人が増えたような気がします。信号待ちをしていると、走り出したいのをガマンしているワンちゃんとご主人に、思わず微笑んでしまいます。赤ちゃん連れのご夫婦、買い物に来た女性に混ざって、片足を少し引きずりながら歩いてくる人がいました。

横断歩道を渡りきれるかな、と一瞬気になり、声をかけようかなと思って、止めました。

一歩一歩、ゆっくりだけれど、しっかりと歩いていらっしゃる姿に、自分の力で生きるという、しっかりした意志を感じたからかもしれません。私たちは皆、年齢と共に体はだんだんと衰え、出来ることが少なくなってくるけれども、残された力を必死に使って、自力で生きていく姿は、尊いと思います。

ご高齢のお母さんの介護をしている法友が、「出来ることは、本人にやってもらわなくちゃ。手を出してしまうと、今日できていたことが、明日にはできなくなってしまうから」と言っていたのを思い出しました。待つのは、忍耐が必要です。手伝ってしまえば簡単だけれど、それは、どちらにとっても幸せな結果にはつながらない。

本人がやれることは、そっと見守る。助けが必要なことは手を貸す。そんな一人一人の生き方を尊重した、真に優しい社会を作っていけたらな。そんなことを思いました。

雪解けを待って、パッと咲いた可愛らしい福寿草

今日のPHOTO

秋田の花さんから頂きました。

「雪が溶けた地面から顔を出して、一番乗りで花を咲かせたのが福寿草です!その側にはフキノトウも顔を出して!! 今年の冬は雪が少なくて楽だったと皆が口を揃えて言いますが、だがしかし!雪が少なかったということは、雪解け水も少ないという事、水不足の心配の声が混じってきました。いつもながら、物事には両面があるという管長の御言葉が響いて参ります」

さあ、今日から4月。学校時代の名残でしょうか、何かいいことが起こりそうな期待に胸が弾みます。

今週も、どうぞ楽しい一週間をお過ごしください!