月曜メルマガ

2025.12.01

vol.766 命懸け

色とりどりの落ち葉が北風に吹かれて舞い上がり、カサカサと音を立てています。見上げれば、高く、澄み切った青空。もう立冬も過ぎたけれど、ようやく「秋」ですね!

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最近知り合いになった女性と、熊の話になりました。北海道出身の彼女が言う「熊」とは、ヒグマのことです。捕獲されたヒグマを近くで見たことがあるけれど、その大きさ、迫力…もし出会ってしまったらもう諦めるしかない、と言っていました。

そして、昔は、熊と人間の住み分けはハッキリしていて、人間の方も、ちゃんと舗装された道を歩いていても、ここはまずい、熊の行動圏だ、と感じ取る能力があった、いまはもう東京生活が長いから分からないかも(笑)、と。

身を守るために、人間が当たり前に身に付けていた様々な能力の多くを、現代人の私たちは失っています。昔は絶対に出てこなかった街中に熊が出没するというのは、熊たちもまた、安住できる地を失っていることの証でしょう。

本會の会員さんたちからも、近くに熊が出たというお便りをいただきます。誰しも、熊と遭遇する機会は意外なほど身近にあるような気がします。

管長は御書『人生は残酷である』で、次のように述べられています。

「地球上の生命の中で、死に際して捕食されないのは人間だけであることに安堵するといったら笑われるかも知れない」と書き出しにあり、そして、「私は幼い時から、自然界の弱肉強食の世界を見続けて生きてきた。そこには、生物の現場を通して人の生が重なり、生きるということの何がしかを教え込まれていったものである。すなわちその教えは、嘘を吐くな、正直であれ、真面目に生きろ!と同時に、現実は厳しいということでもあった」と。生きるということは命懸けであり、そこに生きることの真実があるということだと思います。

管長は、タラタラとやっている私たちに、「命懸けでやっているか」「本気でやっているか」と問われます。お山丸太トレイルランでも、そうした管長の檄をいただきましたね。

今週のメルマガ担当も、「命懸けでやっているか!」と自分を諫めながら、今年の締めくくりに向かって走っていきたいと思います!


この季節、街中が光り輝いていますね!

今日のPHOTO

神奈川の塞翁が馬さんから、いただきました!

「近くのショッピングセンターに大きなクリスマスツリーが飾られていました。コロナ以降、飾られなくなったり縮小したりしていた大きなクリスマスツリーが復活したんです。やっぱり華やかでいいですね!!(^^)! 」

今日から12月。新しい年に向かって、夢を描いて、希望に胸を膨らませて、前を向いていきましょう! 笑顔の花咲く一週間でありますように!