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2025.07.28

vol.748 からだに刻まれる季節感

ものすごい暑さが全国で続いています。まさか北海道でも真夏日が続出するなど、以前あった季節感がまったく通用しなくなっていて、エアコンなどの備えが無いところは本当に厳しいですね。お気を付けください。

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一歩外に出ると、強烈な陽射しとうだるような熱気にあっという間に全身が包み込まれます。でもそれが心地よく感じられるときがあります。「おぉ夏だ!」と、その瞬間、からだがしっかりと季節を感じてくれているようで、何か目が覚める思いがするのです。もちろんすごく暑いのですが、エアコンの効いた部屋にずっといるとどこか季節感がぼやけてしまう感じがあります。そういうとき、一歩外に出て夏を実感すると、からだがハッキリと喜んでいるのが分かります。やはり季節を体感するのはとても大切なのだと思います。

もちろん、少し歩いているとあっという間に汗が吹き出してきますし、とくに直射日光を長く浴びてしまうのは危険。さっさと木陰などに入るのがよいですね。日によっては湿度がそこまで高くないと、比較的涼しい風が木陰のしたをわたっているときがあり、それはそれは至福といえる瞬間です。しばらく木陰でのんびりしつつその心地良い風を感じ、蝉の鳴き声に耳を傾けていく。そうしていると、なんだか夏という季節がからだの奥深くまで満ちていくような気がして、とてもほっとします。

そういえば、子どものころに経験した夏はいろんなことが強烈でした。昼のカラダが解けてしまうほどの熱気と、遠くつづく一本道の先にゆらゆらと見える逃げ水。井戸水の心地よい冷たさや、喉をうるおしてくれるスイカの美味しさ。そして他に明るいものなどない真っ暗な夜に輝く花火の美しさなどなど。特別なんでもないようなことも含めて、それらが自分の中にしっかりと刻まれていることを実感します。そして、それはとても有り難いことなのだと感じます。

さて、夏休みが始まったようですね。子どもたちは、どんな季節感を自分の中に刻んでいくのでしょうか。

今日のPHOTO

館山市・すばるさんから頂きました!

「暑い日が続く中で、地震や豪雨にみまわれる地域があり、痛ましい被害が出ない事を祈るばかりです。先日、南房総市の田んぼの稲が綺麗でしたので、写真を添付します。全国的な豊作を祈っています。」

日本近海では、いったん熱帯低気圧になった台風8号が復活、9号が北上中と、台風が続けて発生しています。万一の備えをもう一度確認して、どうぞ安全にお過ごしください!