月曜メルマガ

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この世に産声をあげたとき、どんな気持ちだったかって、覚えていますか？

今週のメルマガ担当は、生まれてすぐではないですが、まだ立ったばかりの頃でしょうか。からだの新しさというか、成長していく勢いというか、そういう感覚を覚えています。

幼年期、少年期、青年期・・・からだはどんどん変化していきました。大人の脚や机の脚が目に入るような背丈から、机の上が見えるようになり、窓からの風景も見えるようになり、少年期では、成長痛で夜眠れなかったこともありました。変化していくからだは自分のなかでも未知なもの。時には、同じように何も知らない不正確な友人の情報を聴いて不安になるようなこともありましたっけ。

繰り返し、また肉体として生まれて人生を過ごしてゆくのにも関わらず、毎回毎回、そのことを忘れて来た数々の人生があります。からだを持つ理由を作って、また次に生まれてゆく…果てしないループです。

Youtubeで、本會の法友である中村雅俊さんが語られる『生の断捨離と死への修行』…余命３ケ月と宣告されて…を拝見しました。

感動しました。真摯な死への取り組みのお話を伺った時、ふと、昔、管長が御指導のなかで、真正面から観ているか、と問われた御言葉を思い出しました。

そしてまた、素晴らしい法友がいることを誇りに思いました。

有難いこの生であると、思いました。