月曜メルマガ

2024.12.16

vol.715 懐かしいラジオの音

急に冷え込んできて、各地から降雪のニュースが届くようになりました。雪国の皆さんはこれから本当に大変なのだと思いますが、インタビューに答える姿に、どこかほっとしたような表情をされていたのが印象的でした。やはり冬は冬らしくあっての冬なのかなと思いました。

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先日、車を運転していたのですが、急にラジオが聴きたくなってスイッチを入れました。いつもは聴かないAM放送。たまには聴いてみようかと思い、本当に久しぶりにAMラジオに周波数を合わせてみました。そこから流れてきたのは、まあ何と懐かしい!と感じる音でした。FMラジオと比べるとどこか音がこもったような不鮮明な音で、インターネットなどに慣れた耳からすると、すべてがモヤの向こうから聞こえてくるような音です。でもその不鮮明な響きは自分の青春時代によく聞いていた音そのもので、昔の感覚がいっきに甦ってくるような懐かしい音と感じました。

中学のときに兄のお下がりのラジオをもらってから、テレビのような家族とのチャンネル争いがないため、好きなときに好きなラジオ放送が聞けるようになりました。特に夜が更けてから自分の部屋でよく聴いていました。キー局の放送とは別に、ラジオのツマミをゆっくりゆっくり回していくと、いろんな地域の放送が、混信やら雑音やらの合間からかすかに聞こえてきます。それは10代の私にとって、知らない世界を垣間見るような感覚でもありました。音楽以外にも、当時はラジオドラマみないなものもよく流れていました。戦記ものとか、漫画が原作の例えば「ブラックジャック」とか。静寂とノイズの間から流れてくる俳優さんたちの声には、テレビや映画とは違う不思議なリアリティーがありましたし、より想像力刺激されました。声と音だけだからこそ、目には見えない何かが感じられる。いま思えば、そんな気がしていたように思います。遠い将来、Youtubeで育った世代は、きっとその音をとっても懐かしいと感じるようになるのかもしれません。

そう言えば、ムーンライト☆ユイマでDJの皆さんが朗読される声を聴いていると、自分で読んだりするのとは全然違う、実に心にすうっと入ってくるような不思議な感覚があります。素晴らしい内容がこうしてすっと自分の中に染み込んでくるような感覚というのは、本当に有難いことだと思います。

今日のPHOTO

青森県のごんぞうさんから「冬に白鳥がいた川です。朝の日差しが気持ちいいです」と頂きました。

11月末に頂いたお写真ですが、いまごろは、雪景色になっているかもしれませんね!

本會では、昨日は忘年会で、会場+リモート参加の皆様と、楽しい時間を一緒に過ごしました。今年は例年に増して、あっ!という間の一年だったというお声がたくさん聞かれました。新たな年へつながるこの2週間を、大切に過ごしていきたいですね。

風邪やインフルエンザなどが流行っています。体調管理に気をつけてお過ごしください!

白鳥がいた川