月曜メルマガ

2022.06.06

vol.583 助け合う本能

季節は、二十四節気の 芒種 ぼうしゅ のぎ とは、コメ、ムギなどの穂先にある針のような突起のことだそうです。芒を持つ植物の種を蒔く時期であり、梅雨のどんよりした空模様もこの頃から始まるそうです。蛍が見られる頃でもありますね。

まだ暑さに慣れない身体には、貴重な中休みの時期になりそうです。

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先週の水曜日の夜の出来事を私の心の中の声をふくめて描写したいと思います。

バス停で待っていると「ドーン!」と大きな音。
交通事故だ。白い大き目のバイクが倒れた。まだ誰もいない交差点に向かって駆け出し赤信号の横断歩道を走る。横倒しになったバイクの向こうで人が起き上がった。冷たいアスファルトの上、足から血を流し「痛い、痛い」と言っている。

「救急車。救急車」と後ろから声が。こちらもスマホに手をかけて振り返ると、男性が2人いて、1人は「救急車今呼びました。4分程の所にいるそうです」と物腰がスマートな若い会社員。彼はタイプ3。もう1人少しガタイの大きな彼は「警察、今呼んでます」と問題対処に馴れた感じで成果を出す印象。彼もタイプ3か。いや仕切っているから8かも。

運転者の男性は動くことができ路肩に座って貰う。骨折も無い様子。単独事故だった。そこにまた1人若い痩せた20代の男性が来て「体を縦にしていると血が下に行くので横になった方がいいです」。広い中央分離帯に移動し救急車を待つ。20代の男性は「血液は止まったようだ」と冷静だ。大学の薬学部だという。この人はタイプ5か。
運転者は完全にパニクっている。「どうしたんだろう俺、どうしてこんなことに」
「命が助かってよかったですよ」とタイプ5と私。救急車が来るまでの間、運転者の背中をさすり声をかけ続けた。

ガタイの大きな男性はスマホのライトを照らし交通誘導をしている。的確な判断だ。救急車が来て運転者が運ばれ、警察の聞き取りを受ける目撃者たちに声をかけ、後は任せて私はまたバス停に戻った。事故を起こした初老の男性はお洒落で、どこか繊細だった。タイプ4か? とにかく命があってよかった。

いざという時に助け合う本能は、やっぱり自然に皆にそなわっていると実感した一件だった。

今日のPHOTO

神奈川のSさんから、散歩中に咲いていました、と頂きました。

真っ白なアジサイ「アナベル」。咲き始めは黄緑色で徐々に白くなっていくそうです。ちなみに、花言葉は「ひたむきな愛」だそうです。

お気に入りの傘やレインブーツで、雨の日のお散歩もぜひ楽しみましょう!

暑い季節に向けて、体調を整えていきましょうね!

白い紫陽花(アナベル)

白い紫陽花(アナベル)