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2025.10.20

vol.760 秋を感じる

いま、日本の政治の世界で久しぶりに大きなうねりが起きていますね。停滞していた日本の政治がいっきに活発化した感じで、まだまだ先行きは不透明ではありますが、これをきっかけに、日本国のあり方が少しずつでも正しい方向に進んでいってくれたならと、願わずにはいられません。

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先日、並木がつづく幹線道路で車を走らせていたときのこと。考え事をしながら運転していたのですが、突然カサカサという乾いた音が響き、車のまわりに風にあおられた落ち葉がたくさん舞い上がりました。あ、っとその瞬間、現実に引き戻されたような感じがして、いまがもう秋であったことを改めて実感。こうした小さなことであっても、季節ごとの風景や音、匂いなど、自分の五感を通して季節を感じると、何かほっとして気持ちが和らぐのは不思議です。

秋を感じるものとして、やはり運動会は私にとって外せないイベントです。小学生のころ、一生懸命に練習して、両親の前で走ったり体操したり楽器を演奏したりは、緊張もしましたが観てもらっていることがとても嬉しくもありました。そしてお昼休み、運動場の一角に座って家族で食べるお昼は本当に格別でした。

いまはどうなのでしょうか?この前ご近所の方と話をしているときに教えてもらったのは、猛暑の影響もあり、すぐ近くの小学校では運動会は午前中で終わりお弁当の時間はなし。かつ観戦に来た家族も座っての応援はできず、立ち見のみであると。リレーがなくなったり順位付けがなくなったりなど、昭和の頃と比べるとずいぶんと簡素化され風情がなくなったようにも感じてしまいます。

しかし、いまの子どもたちにとってはどうなのでしょう。やはり運動会は大きなイベントなのだと思いますし、彼らが大人になったときに感じる新しい時代の風情というものが、きっとそこに出てくるのだろうとも思います。同時に、彼らが感じる季節感というものも、これまでとは違ったものへ様変わりしていくのかもしれません。

今日のPHOTO

和歌山の水無月響さんから、秋の写真を頂きました!

「秋の田んぼの風景は減反や成長と収穫時期のズレ、気象の異常で痛々しさを感じるものでした。彼岸花の開花については極端に少なくて驚いています。安堵感を探すような感覚になりました。お米の問題や、日本人の意識と四季の喪失、管長のお言葉が胸に刺さる風景でした。」

日本の美しい秋が失われることのないように、私たちは心を正して歩んでいかなくては、と思います。

写真は、エノコログサ(猫じゃらし)、彼岸花、金色の実りとよく言われるお米(稲)です。

肌寒い日が増えました。体を活性化して免疫力を高めて、どうぞ元気にお過ごしください!