月曜メルマガ
2025.07.07
vol.745 川面を吹き渡る涼風
身体をすこし動かしただけでも汗が吹き出すような暑さが続いています。外を歩いていると、もう夏休みシーズンに入ったのかと勘違いするような熱気。子どもたちがプールではしゃぐ歓声がぴったりの雰囲気で、季節感はずいぶんと先行していますね。
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川面を吹きわたる爽やかな風は、暑い季節だからこそとても心地よく感じられます。先日開催された「夏越の祓い・祈願」でくぐった大きくて立派な茅の輪。その茅の香りは、子どものころ川遊びしていたときに感じた、夏の風の匂いそのものです。
小さいころは、夏になるとともだちと一緒に近くを流れる川に釣りに出かけたり、川遊びをしたり。自然に囲まれた場所に住んでいたゆえ、それはごく当たり前のことだったように思います。一番近くにあったのは小さめの川。それでも実際に流れに入って探検すると、流れの急なところや深いところ、大きな落差がある場所など、簡単には進めないところも多く、冒険心がくすぐられたものです。水流の中できらきら青白く輝く石を発見したときは、宝物を見つけた気持ちになりました。
かと思えば、すこし離れたところにある、大きくて穏やかな流れの川まで自転車で出かけたり。最初は着ているものが濡れないように浅瀬のゴロゴロ石の上で遊んでいても、けっきょく服が濡れてきて、最終的には全身ずぶ濡れになりながら水遊びを楽しんだことも。陽射しの照りつける真夏の暑さの下では、それがとても心地よく感じられました。見渡せば、茅が群生していて、その川面をわたる風は、茅の少し青臭い、でもとても新鮮な夏の匂いを運んできてくれていました。
匂いはとても不思議です。一瞬薫ってきたその匂いから、小さいころの記憶がありありと思い出されたり。茅の匂いからよみがえってくる思い出は、自分の深いところにある何かとつながっているような気がします。それは素朴で、とても大らかなものです。
今日のPHOTO
大阪・お月さんから頂きました!
「体力測定を兼ねて、昨年歩いて『助けて~』と、悲鳴をあげそうだった所に、挑戦しました。星田妙見宮(ほしだみょうけんぐう)、隕石が落ちた跡があります。本殿に登る急な階段に、一苦労です。見晴らしは素晴らしく、自然の風に疲れもふっ飛んでしまいます。今回もルンルンで降りると、帽子がないのに気付き、もう一度本殿まで登りました。帽子がないと気付いた時の動揺した事…覚悟を決めて(なんとオーバーな…)、再度トライ!帽子を見つけた時の喜び!なにもかも有難い事!」
暦の上では、今日から小暑。大暑はまだ先ですが、既に十分本格的暑さを迎えています。早朝のまだ涼しい時間を上手に活用して、快適に楽しく、一週間をお過ごしください!