月曜メルマガ
2025.06.30
vol.744 涼を味わう
草木が、ますます青々としてきました。湿度が高い日が続きますが、エアコンを上手に使って、からだの芯は冷やさないようにして気持ちよくお過ごしください。『夏越しの祓い』のときを迎えて今年後半、健やかに力強く歩んでゆきたいですね。
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「晴雨兼用」の傘をさしている方を多くみかけます。何しろ、この日差し、この気温ですから、少しでも日陰に入りたくなるのは当然かと思います。
手持ち扇風機を片手に歩く人の光景もいまや珍しさもなく、空調服もどんどん改良され、人類の工夫が未来図になっていくのだなあと思います。
昔は、おしゃれな日傘をお持ちの年配のご婦人をよくみかけました。いまほどの暑さではなかったですから「扇子」という優雅な持ち物をバッグに入れている方も多かったです。
祖母の扇子は白檀でできていて、いい香りの風を感じようと、よく祖母の傍に行ったり、からだをぴったり寄せたりしていたものです。きっと祖母は暑かったことでしょう(笑)
ほかに夏の涼は何があったかななどと考えると、水遊び、素麺、かき氷、ああ、西瓜がありました。そうそう「麦わら帽子」も。麦わらのすきまを通って入ってくる風に、汗をかいた頭が少しひんやりして、とても気持ちがよかったのを覚えています。
風鈴、林のなかの道、蝉時雨……はずせないのは蚊取り線香の香り。縁側の夕涼みを思い出します。
明日から7月ですね。猛暑かと思いますが、上手に涼をとり、ちょっと楽しみつつ、よい夏になりますように!
今日のPHOTO
神奈川の温故知新さんから頂きました!
「毎年、秋が見ごろのはずの近所の開放農園の秋桜(コスモス)がもうすでに満開近い状態です。え?なんで今頃? いろんなところで天候異変を感じています。」
こうして自然が知らせてくれる様々なサインから、人間は何を学び正すのかが問われています。