月曜メルマガ

2025.05.19

vol.738 輪廻転生

維摩會館の梅の木には、今年はたわわに青い実がつき、どんどん成長しています。収穫も近そうです。天の運行に従って物事がなっていく、その万物を動かしている力に、感動します。

さて、今年は梅干しになるか、梅酒になるか!? 季節がもたらしてくれる楽しみです。

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人は生まれ変わり、繰り返す生の中で、霊的に向上し、ついには涅槃へと到達することが定められています。

これは管長の御教えを頂き、また仏教を学ぶ者にとって、当たり前のことですね。その前提で、この生をどう生きるかが、常に私たちの関心事であるわけです。

でも世間では、人が死に変わり生まれ変わりしているなんて、物語の中だけのこと、そんなことあるわけがない、と言う人々が沢山います。その根拠は、まだ科学的に証明されていないからでしょうし、私たちが基本的に前世の記憶を忘れて生まれてくるから、実感できないから、でしょう。

しかし中には稀に前世の記憶を明瞭に持って生まれてくる人がいます。本人しか知らないことを語り、検証の結果、事実と一致している…となると、これはもう事実と認めざるをを得ない…そんなケースがあります。

なぜその人は、そうやって前世の記憶を持ったまま、新たな生を歩み始めているのでしょう。

そう考えた時に感じるのが、その人の強い思いです。

強い思い、一念は、その人の軸として、次の生に引き継がれるのだと思います。実に人の思いには偉大な力があり、そして、私たち一人一人に、その力はあるのです。

来世の自分に何を伝えたいか。私たちは今生を歩みながら、それを日々、心に刻み続けているのだと思います。

今日のPHOTO

神奈川の笑福さんから頂きました!

「最近、よくアゲハチョウを見かけます。近づいてもあまり逃げないんですよ。子どものころ、夏休みに追いかけていたアゲハ蝶はもっと立派だったなーと思って調べてみたら、蝶には春型と夏型とあって、春型は小型で明るい色、夏型は大型で黒っぽい色、という違いがあるそうです。知りませんでした!」

二十四節季では、明日から小満(しょうまん)。生命がすくすくと成長し、生き生きと輝く季節です。私たちも、生き生き笑顔で過ごしましょう!

アゲハ蝶

春型の蝶は、サナギの姿で冬を越した越冬世代。色は明るめ、大きさは小ぶりです。