月曜メルマガ
2025.04.14
vol.732 23年目の希望の光
日に日に萌える緑を目にします。背の高いけやきの枝も小さな葉に囲まれて、ハナミズキはだんだんと鮮やかな白や赤やピンク色に。本部の八重桜も可愛らしい花をつけました。優しくいきいきとした、生命力にあふれた季節ですね!
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921台湾地震の孤児達を日本に招待し、1週間にわたる旅行が行なわれたのは、もうだいぶ前のことになります。目の前で親や兄弟姉妹を失ない、家を失なった子供たちを、絶望から救うために実施されたのは雪のなかの「スキー」でした。
滑っては転び、転んでは滑り、また転んで、考えも想いも吹き飛んでしまう、そんな一瞬一瞬の体験…。子ども達の傷ついた心が少しでも解放されるようにと、細やかなプログラムを御考えになったのは管長でした。この招待旅行が2000年から4回に亘って毎年実施され、大勢の子供たちや、小さな子の付き添いの保護者も日本を訪れました。管長の下に全国の会員の仲間たちの憶いと愛情が集ったこの支援でした。「お父さんもお母さんも体が無くなっても、あなたのことを思っている、心は傍にあるんだよ」というメッセージを同行メンバーも伝え続けました。
そして昨日のこと、まさにその体験をした当時8歳だった1人がお母さんと2人で本會を訪ね、管長、そしてボランティアメンバーたちとの感動感激の再会を果たしました。第3回目の旅行参加から、実に23年ぶりです!! 苦労してここまで生きて来た彼女は、合格したアメリカの大学院への留学の支援をと本會を頼ったのです。
管長の暖かな励ましに勇気を得た彼女は、旅行当時の懐かしい映像や写真を見て「あの日本招待旅行が、自分の人生で一番大きな思い出になっています。あれ以上のものはありません」と語ってくれました。力強い心からの言葉に「素晴らしい支援にかかわれて改めて有難かった」と当時彼女と接した人たちも語っていました。
「僕、今日はじめて泣けたんだよ」とメンバーに抱きついて来たあの日の子供たちは、今、大人になって家庭を持ち「あの美しい思い出が自分を支えてくれた」と語ります。
愛情は、目には見えなくても、時を超えても誰かに届くのだと思いました。
今日のPHOTO
神奈川県のマダム・イャンさんから、幻想的な写真を頂きました。
「春休みにどこか連れてって欲しい~!」という要望で孫たちを連れて、「アートアクアリウム美術館Ginza」に行ってきました。入り口の暖簾をくぐると、そこはもう別世界。日ごろの喧騒から離れ、ゆったりと泳ぐ金魚たちにとても癒されたひと時でした。
春の訪れとともに、雨や雷が増えています。突然の落雷の被害にも注意が必要ですね。早めの避難が大切で、しっかりした建物や車の中に避難して、広場や木の下などは絶対に避けてくださいね。今週も、笑顔になれることが沢山ありますように!