月曜メルマガ
2024.11.11
vol.710 ドリトル先生航海記
富士山に遅い初冠雪が観測されたとニュースになっていました。平年より気温の高い日々が続いていますが、スキー場などでは気を揉んでいるかもしれませんね。これから冬がやってきますが、やはり冬は冬らしくあって欲しいと思わずにはいられません。
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先日、ふとテレビを点けると、「ドリトル先生航海記」という本の紹介をしていました。今週のメルマガ担当は、そのタイトルを聞いただけで子どもの頃の何とも言えないワクワク感が蘇ってきました。
私が小学生の頃、ドリトル先生を主人公にした海外製のアニメがテレビで放送されていて、とても面白く観ていました。ある日、小学校の図書館で何気なく本を探していると、その原作本を偶然見つけたのです。「あ、あの物語だ!」。早速手に取り読み始めました。アニメとは随分違うドリトル先生の姿にびっくりしつつ、しかしその面白さにあっという間に引き込まれていきました。主人公のスタビンズ少年が博物学者のドリトル先生と偶然出会い、その先生の仲間の動物たちとともに、インディアンの博物学者であるロング・アローを探しに航海に出るのです。
さまざまの動物だけでなく、昆虫たちとも会話し、ときに彼らに通訳してもらいながらさまざまの生き物たちと心を通わせていきます。それを読んでいると、自分の世界も一気に広がるような気がしました。さらに、その物語をより味わい深いものにしてくれたのが、時々出てくる挿絵でした。その挿絵にはアニメ的な画とは異なる、何とも言えないような雰囲気があって、その絵があるとイメージが何倍にも膨らみました。そして、その挿絵にも惹かれて、一度読み終わっても、またその本を借りて何度も読み返していたように思います。物語の最後、巨大な海カタツムリの殻の中に入って海底を旅し故郷に戻るシーン。物語と挿絵が相まって、何度読んでも旅の終わりに感じる満ち足りた感じと、ちょっぴり切ない感じを同時に味わっていました。そして、博物学者という人が何をする人なのか分からないまま、将来は博物学者になりたいと思っている自分がいました。結局博物学者にはなりませんでしたが、この世界のことをもっともっと知りたいと思うようになりました。
今日のPHOTO
大阪のお月さんから頂きました。
鶴見緑地の一画、自然体験観察園の水田の風景です。
沢山の時間と人々の労力、なにより自然から頂く事に、感謝を忘れている自分に、反省です。
コスモスも綺麗に咲き、癒されます。
立冬を迎えた先週、その前日には東京や近畿で木枯らし1号の発表がありました。一方では、まだ夏日や豪雨被害のニュースがあり、季節が分からなくなりそうです。体にとっては、きっとかなりのストレスですね。しっかり歩いて睡眠や栄養をとって、日々、あなたを支えてくれている体を大事にしてください!