月曜メルマガ

2023.11.20

vol.659 旅立つ人を送る

先週、西日本では平年より早い初雪が降りました。街はすっかりライトアップされ、クリスマス色です。

立冬を過ぎましたが、日によって寒暖差が大きいので、どうぞご体調に気をつけてお元気にお過ごしください。

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今週のメルマガ担当、ここのところ友人のご家族のお通夜や告別式に参列する機会が増えました。大往生の方々だったこともあって、ご家族はお寂しいとはいえ、寿命を全うした、お疲れ様でしたという暖かな雰囲気が漂っているように感じました。

式場のロビーに、故人の手作りの作品が飾ってあったり、ご家族の昔の写真があったりして、その方の人となりが見えたり、ご家族と過ごされた時間が想像されたりして、こちらも暖かな思いになりました。

昔と違い、亡くなった方の送り方にも選択肢が増えたのは良いことだと思う一方で、都会では「家族葬」などの小規模のお葬式が増えつつあって、お通夜も葬儀もなしの「直葬」という形もあるようです。葬儀が、あまりに形式的で高価なものになってしまったためでしょうか、自分の葬儀はしなくていい、と考える人も増えているそうです。死んだらそれでお終い、そんなことにお金を掛けるのは馬鹿らしいとっか、面倒だと考える人が増えたのかもしれません。子どもたちに負担をかけたくないと考える親が増えたこともあるかもしれません。

お経を上げ、生前親交のあった人が集まって心を込めて故人を供養するということは、人間にとってとても大事なことだと思います。

そうした原点に立ち戻って素朴で暖かい送り方が出来たら、その場に集った人々やご先祖様も含めて心と心の通い合う機会になるのではないでしょうか。

今日のPHOTO

神奈川のTさんから頂きました。華やかですね!

「日枝神社に立ち寄りました。平日でしたが、境内には子どもの成長、幸せを願う親御さんたちの笑顔でいっぱいの幸せな風景がありました」

本部会館では、年末の忘年会の準備、年末年始の大祓と祈願のお焚き上げ準備など、年末ムードが漂ってきました。

ちょっと気持ちが焦りますが、一つ一つ、いまやるべきことに真っ直ぐ取り組んでいけば、きっと良い年末を迎えられるはず。無理して体調を崩されないように、ぼちぼち、やっていきましょう! 今週も素敵な一週間でありますように。

七五三詣の親子連れ(日枝神社)七五三詣の親子連れ(日枝神社)