月曜メルマガ
2023.10.16
vol.654 金木犀の香り
この前まで半袖だったのに、最近はコートを着ている人もいます。季節は「寒露」。澄んだ空気のなか、秋晴れの日が多くなり、夜長の月が美しい頃となります。忙しいなかにも、ゆったりとした時間を取りたいですね。
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やっと空気もカラっとして、体も落ち着いていくような気がします。本部会館の周囲では、金木犀が香り出しました。
金木犀の花には薬効があって、胃炎や低血圧症、不眠症にも使われているそうです。
小さな星々のような花は、パラパラと散りますが、その散った花を集めて陰干しにして「乾燥した花30~50 gを焼酎1.8 Lに入れ、3カ月ほど冷暗所に置き、胃の調子が悪い時、盃に一杯ほど水か湯に薄めて飲むと良い」とネットの薬学関係の記事に出ていました。
秋には金木犀 、初春には沈丁花、初夏にはクチナシ…と季節の花々は、それぞれに良い香りを漂わせてくれますが、
香りは、日々の場面場面を豊かに彩ってくれる本当に大切な要素だと思います。
草の大地に寝転んだ時の香りや、土を耕している時の香り、藁のよい匂いや、秋が深くなり乾燥した空気の中の焚火の香り、冬、積もってゆく雪の香り。
未知なことだらけの大きな宇宙の中の青い星で、小さな島国のそれぞれの場所で育った私達ですが、全国各地の皆さんで、香りというお題で一度トークしてお話を聴くのも面白そうです。誰かの香りの思い出に触発されて、忘れていた香りや思い出の場面が浮かんでくるのでは、と思ったりします。
さて今日も始まりますね。いい一日になりますように!
今日のPHOTO
神奈川のTさんから、長谷寺で見つけた「ムラサキシキブ」の写真を頂きました。
あざやかな赤紫色の実が美しいですね! どことなく古風で美しい、紫式部(源氏物語の作者)を思わせます。
朝晩は肌寒く、日中との寒暖差が激しいです。身体は意外と冷えていたり、疲れやすかったりします。いつも以上に身体を気遣ってあげましょう。
今週も、どうぞお元気で!
ムラサキシキブ