月曜メルマガ

2023.10.09

vol.653 動物たちから学ぶ

今日はスポーツの日。耳慣れない名前に、何の日だったっけ?と思ってしまいました。1964年10月10日、東京オリンピックの開会式が行なわれたのを記念して、「体育の日」と呼ばれたのが始まりです。祝日の名前は、その由来が後生に伝わるような名称にしてほしいものです。

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今年は、熊が住宅街に出没するというニュースをよく目にします。猛暑の影響で餌のドングリなどが不作とか、熊の生息地が開発されて減ってしまったなど、理由はいろいろあるでしょう。熊からすれば、ルールをわきまえない人間の方に問題があるかもしれません。

ゴリラ研究者の山極寿一さんは、アフリカのルワンダで2年間、ゴリラと一緒に生活し、ゴリラの社会から人間社会を見つめてきた人です。
今週のメルマガ担当、ゴリラとのエピソードでとても好きな話があります。
山極さんが仲良くなったタイタスという雄のゴリラがいました。内戦の影響で、26年を経て再会した時には、立派な群れのリーダーになっていました。山極さんがゴリラ語で挨拶すると、最初は知らんぷりだったけれど、2日後にもう一度会いにいくと、向こうから寄ってきて、まじまじと山極さんを見つめて挨拶を返してくれた。その後、一緒に遊んだ子どもの頃のように、お腹を見せて寝転がったり、ゲラゲラ笑ったりした、というのです。
また、ゴリラの社会では、争いが起こると、必ず第三者が仲裁に入り、勝ち負けがつかない形で決着し、共存する道を選ぶといいます。

人間が、ゴリラや他の動物から学ぶことは沢山あります。人間だけが賢いという間違った思い込みを捨てないと、手痛いしっぺ返しを食らうことになるのではないかー。そう思えてなりません。

今日のPHOTO

「東大寺大仏殿の柱には、縦37センチ、横30センチ、直径120センチの穴があいた柱があります」と、神奈川のTさんから頂きました! これは、大仏さまの鼻の穴と同じ大きさなのだそう。
「残念ながら大人が潜り抜けるには無理な大きさですが、韓国人団体客の中の小学生が、大騒ぎの声援を受けながら穴をくぐっていました。」

三連休の最終日の今日は、全国的に雨模様の肌寒い朝です。一気に気温が低下したので、体調管理にどうぞお気をつけて、この一週間も元気にお過ごしください!

大仏さまの鼻の穴くぐり大仏さまの鼻の穴くぐり