月曜メルマガ
2023.09.04
vol.648 天地安泰の願い
その前には、世界陸上で北口榛花選手が日本選手で初めて、やり投げで金メダルを獲得。アスリートの頑張りに、元気が湧きます!
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休日に、中央線の国分寺に行ってきました。本部会館からも近く、環境省の名水百選にも選ばれている湧き水(お鷹の道・真姿の池湧水群)があります。日差しの強い暑い日でしたが、水辺や雑木林の散策路を歩くと、涼しくて気持ちがいい!
散策路の終点に、武蔵国分寺跡があり、小さな資料館がありました。
国分寺とは、奈良時代に聖武天皇の詔によって全国につくられた僧寺と尼寺のことで、国分寺市に残るのは武蔵国分寺跡(鎌倉時代に焼失)です。夏休みということもあってか、地元の歴史についてボランティアの方が説明してくれました。子どもの頃、自転車でこのあたりを走りまわっていたというお話に、郷土への愛情と誇りが感じられて、俄然、興味がわきました。
敷地内には、国分寺村の名主・本多家の長屋門もあり、二階に上がると、「押し入れに昔の人の落書きがあります」の説明文が。筆で書かれた「国分寺村」の文字や、似顔絵に親しみを感じて、一気に歴史が身近になりました。
聖武天皇の御代は、飢饉や干ばつ、大地震、天然痘の大流行、さらには政治の分裂など、国難の時であったといいます。仏教に帰依された天皇は、国分寺創建の詔の2年後に、「三宝の力によって天地が安泰となり、命あるものすべてが栄えることを望む」と、毘盧遮那仏の金剛像建造の詔を出されました。東大寺の大仏様です。
御神仏の御力におすがりして国民の安寧を願われた天皇陛下や、全国で寺院や仏像建立のために献身した人々。その思いが時空を超えて、とても心に響きました。
今日のPHOTO
秋田のMさんから頂きました。全国三大花火大会の一つ「大曲花火大会」の一枚です!
「今年は95回目で、1910年から始まったというこの花火大会ですが、近くに住んでいながら今まで観に行ったことはなく、今回が初めてでした。
想像を遥かに超えて素晴らしかったです!! 1枚目の写真は、雲の上に、後光を放つ観音様が立っておられるように見えますが、皆様にはどう映りますでしょうか。」
頂いたもう1枚は追ってHPにアップしますので、ぜひご覧ください!
9月に入り、さすがに暑さは少し和らぐようですが、気温の高い状態は続く予想です。どうぞ体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
今週もどうぞお元気で!
「大曲花火」で雲の上に、後光を放つ観音様が
日本三大花火大会のひとつといわれる秋田県大仙市・大曲