月曜メルマガ

2023.03.20

vol.624 創造の喜び

各地から桜のたよりが次々と届いています。
明日は春分。お彼岸の中日です。太陽が真東から上り真西に沈む春分(と秋分)の日には、西方浄土(極楽浄土)ともっとも通じやすくなるとされて、お墓参りをする習慣が出来たとも言われます。

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それは長野の小学校でした。夜中も煌々と灯りが着く場所を訪ね歩いて、その灯りのもとは何なのかを取材する夜中の番組。そこには薪を割り、焼き窯に火をくべながら寝ずの番をする教頭先生と、若い教師、地域の人々がいました。なんでも、その大きな登り窯は30年程前、当時の校長先生の発案で子供達のために造ったもので、生徒たちは毎年、自分の粘土作品を窯に入れて貰って、窯出しまでの1週間を教師や地域の大人達が協力し合い焚き上げるのだそうです。寝ずの番の人達の中に、その小学校の卒業生という人もいて「子供達の喜ぶ顔がみたい」と語っていました。

そして窯出しの日の子供達の生き生きとした顔、顔! 無事に焼きあがった作品を手に「今年は割れてなくてよかった」「大人の人達にやって貰わないとできないから、とても感謝してます」など皆、口々に感謝の言葉を話していました。

素晴らしい伝統だと思いました。正に現代は、この「創造」が足りず、安易な破壊ばかりが流行っています。何かを創る体験や沢山の喜びを子供たちに味わわせてやりたいと思いました。そんな風にふと思うと、私たちも子どもの頃、近所の大人や、知らない誰かからも愛情をたくさん貰っていたかも知れないですね。

今日のPHOTO

神奈川のSさんより、『小学生博士の神社図鑑 』を読んでから、社紋にも注目するようになりました!(^^)! と頂きました。

東京のお伊勢様といわれる「東京大神宮」。
「大神宮」という名称から広い境内を想像しますが、とてもこじんまりとしています。
社紋は皇室の紋である「十六弁八重菊」の中心部に、伊勢神宮の紋である「花菱」を合わせた紋です。

お散歩にも良い季節。少し足を伸ばして、神社を巡ってみるのも楽しそうですね。

今週もどうぞお元気で! 春風のように優しく軽やかな一週間を楽しみましょう!

東京大神宮社紋東京大神宮社紋