月曜メルマガ

2023.01.16

vol.615 憶いは必ず形になる

今朝は、水道の水がこの時期にしては温く、春の訪れを感じました。寒さの中に陽を見つけると、嬉しくなってしまいます。
大雪に見舞われている北国の方々は、どれだけ春が待ち遠しいことでしょうか。もう少し、どうぞ暖かくしてお元気でいらしてください!

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3月に開催されるWBC侍ジャパンのスタメンに選ばれたなかの1人「村上様」のインタビューを見ました。

野球に全く興味のないメルマガ担当ですが、なるほど~と思いました。
ひとつひとつ、古田の質問に答える言葉に、22歳にしてブレない意識、明確な目的意識がありありと表われていて素晴らしいなと思いました。何を目的として何をやるかが、本人の中で非常に明確なのが言葉の端々に伺えます。
それは大谷選手のインタビューでも感じるところで、強烈な目的意識と、そのための努力が、やはり目的へと近づけさせていくのだと学ばされます。

これまで幾度も「憶いは必ず形となる」ということを、御教えいただき学んできた我々ですが、その一例にスリランカの婦人病院の大変革があります。30年前、病院を訪れた時、そこは野戦病院のようでした。貧しい地域の人達を受け入れるこの病院のなかでは分娩したての妊婦が布団もないような鉄板のベッドや床にも横になり、そこに野良犬が出入りし、広い中庭は荒れ放題で想像を絶するような衛生状態の病院でした。母子の致死率が余りにも高いことに御心を痛められた管長が、サンフランシスコ講和条約で日本を救った故ジャヤワルデネ大統領の恩義に報いるためにも、同じ仏教国であるスリランカの医療支援を決定された日から今日までに、この病院が遂げた進化は目覚ましいものがあります。手術室では3万2千組以上の母子の命、そしてNICUでは毎月約30名の命が救われて来ました。本会支援の手術室やNICU、医療機器にて助けられ更にITの導入運用支援も加わり、スリランカの人々の為に大いに役立っています。赤ん坊の命が救われたというあるお母さんは泣きながら感謝の言葉を伝えてくれました。また、ある時、日本のスーパーで品物を探していたスリランカ家族を案内したとき、その子供達が本会支援の病院で生まれたと知り、深い感慨を覚えたこともあります。

管長の下、慈悲について御教え頂く皆様の篤いお気持ち、愛情、それが全く見ず知らずの人々の命を助け、今という未来の形を創り上げたのだと思います。素晴らしいと思います。
「憶いは必ず形になる」その御言葉を忘れず、小さな歩みを続けていきたいと思います。

今日のPHOTO

神奈川のTさんより、草津温泉の写真を頂きました。
「湯畑の周りには歌碑や著名人の石碑があり、日本武尊の名前もありました。建久4年(1193)8月、源頼朝が浅間山の山麓頼朝宮で巻き狩りを行っていた際、偶然源泉を発見し入湯したと書かれています。
はるか昔、ここで疲れを癒していた歴史上の人物たちと同じ地に立っていることが、とても不思議な気がしました。

1月も半ばです。元日の大正月に対して、15日を小正月というそうです。どんど焼きが行なわれたりして、お正月もひと段落ですね。
本部会館では、毎年素晴らしい手作りの門松を飾っていますが、1月末までは飾っておく予定です。今年は、お山の松を使っているので、来館された際はぜひ見てくださいね。

それでは、今週もどうぞお元気で!

著名人の石碑著名人の石碑