月曜メルマガ

2022.07.18

vol.589 「月見草」の思い出

今日は三連休の最終日。そして21日(木)からは夏休みに入る学校が多いようです。
急激な感染拡大の中の3度目の夏ですが、予防に留意しつつ、楽しい思い出が作れることを願っています。

*..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*

あれは満月の夏の日のことでした。母に連れられて銭湯へと向かう道は、たいそう長く感じられました。
街頭もない田舎の道でした。両端には自分の背丈よりも高い草々が生えていて、土や砂利の上をゆっくり歩いて行くと、行く手の左がわに沢山の花々が見えてきました。

「月見草という花だよ。ほら、お月様を見て咲いているでしょう」

満月は意外なほどに明るくあたりを照らし、花々は本当にその月を見るように開いています。
子供の足ですから、ゆっくりと通り過ぎたと思いますが、開いた花びらに月が照っているさまは美しく、まるで夢のなかの道を歩いているようでした。

季節季節の花の名をことあるごとに伝えた母の目的は、少しでも情緒のある子にしようということだったようです。本来、白い花を咲かせるのが月見草の仲間で、あの時に見た黄色の花は「待宵草」という呼び名だったようですが、自分のなかには「月見草」の名と夏の夜の幻想的な風景として記憶されています。

どんな夏の思い出がありますか?ぜひ聴かせてほしいです。

今日のPHOTO

東京都のインディさんから、アジサイの写真とメールを頂きました。

雨が降ると植物が生き生きとしてきますが、その雨粒に注目すると不思議な世界が見えてきます。
一眼レフなどの性能の良いカメラやレンズで撮るともっと強調できると思いますが、スマホでもそこそこ遊べます。
どうぞ皆様でお楽しみくださいませ。

梅雨はいったん明けたものの、梅雨の終わりのような天候が続いています。今週も局地的な大雨には引き続き注意が必要です。ドライや冷房をかけるなど、湿気対策をして、今週も元気に、快適にお過ごし下さいね!

雨粒いっぱいのアジサイ

雨粒いっぱいのアジサイ