月曜メルマガ

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先日、道路沿いに1ｍほどの高さの桑が茂っていました。黒っぽく熟し始めた実もたくさん！　桑の実はこの季節なんですね。
蚕の餌としても有名な桑ですが、今週のメルマガ担当は小学生の頃、蚕を飼う実習があり、桑を見るとついそのときのことを思い出してしまいます。

生まれたての蚕は「ケゴ（毛蚕）」といって、黒い糸くずのような姿なんです。それから桑の葉だけを食べて、あの白っぽい幼虫の姿になります。いま写真で見ると、あまり飼いたくはないな、と思ってしまう見た目ですが、当時は近所を探し回ってとってきた桑の葉をむしゃむしゃ食べる蚕の幼虫がとってもかわいかったです。

蚕からうまれる生糸は、昭和初期まで長年にわたって主要な輸出品として日本の産業を支え、農家では「お蚕様」とよばれ大切にされてきたそうです。安く手軽な化学繊維もありがたいですが、伝統や本当によいものは何かしらの形で守られ、いつかまた、光が当たってほしいなと思います。