生活の中の神道

2022.06.04

相撲の起源

相撲の起源

横綱の手数入り(土俵入り)

『大相撲と神道とは深い関連があります。

明治神宮では、毎年正月と秋の大祭のときにも横綱による手数入りが奉納されます。

相撲と明治神宮とのかかわりは長く、創建前、大正七年(一九一八)、明治神宮外苑の地鎮祭のときに、大日本相撲協会が地固相撲の神事を行ないました。また手数入りは、大正十一年(一九二二)に、横綱の大錦が拝殿前で奉納したのが始まりです。 ちなみに「手数入り」の「でず」とは、技の意味です。

大相撲本場所の前日には、土俵開きというお祭りを行ない、邪気を祓い場所中の息災(そくさい)を祈ります。

相撲の起源

『古事記』では、 建御雷之男神 たけみかづちのおのかみ 大国主命 おおくにぬしのみこと の子の 建御名方神 たけみなかたのかみ に力比べで勝ち、国を譲り受けました。

『日本書紀』に、第十一代 垂仁 すいにん 天皇の前で、 野見宿禰 のみのすくね 当麻蹶速 たきまのけはや が相撲を取った伝説や、 皇極 こうぎょく 天皇の時代六四二年、 百済 くだら からきた王族の使者のための うたげ で相撲を 相撲 もよお したという史実が残っており、相撲の起源といわれています。

相撲は、力比べだけでなく、豊作の吉凶を占う農耕神事としても行なわれてきました。
奈良時代七一九年、「 抜出司 ぬきでのつかさ 」という相撲を司る官職が置かれました。平安時代初期には毎年作物の豊作を祈る宮中行事「 相撲節会 すもうせちえ 」が行なわれ、三百年ほど続いたとのことです。

俳句で相撲は初秋の季語ですが、毎年七月(陰暦)に行なわれた宮中行事によるものだそうです。
ほかに、鶴岡八幡宮などの有力な社寺では、「相撲職」と呼ばれる専門職も作られました。

全国神社での相撲神事

今も全国の神社では、相撲の奉納行事が数多く行なわれています。
その中の一部をご紹介しましょう。

唐戸山神事相撲 からとやましんじすもう 」(石川県: 羽咋 はくい 神社)は、垂仁天皇の皇子(みこ)で相撲好きとその 仁徳 じんとく で慕われた 磐衝別命 いわつくわけのみこと の命日に行なわれたのが始まりです。「水なし、塩なし、待ったなし」の文言で有名です。江戸時代、力比べが禁止される中、歴史ある行事として特別に許可されていました。毎年九月大祭のときに行なわれ、同県の無形民俗文化財に指定されています。

一人角力 ひとりずもう 」(愛媛県・ 大山祇 おおやまずみ 神社)は、力士が稲の精霊と相撲を取ります。観衆には一人で相撲をとっているように見えますが、その姿は大迫力で同県の無形民俗文化財に指定されています。毎年旧暦の五月五日に行なわれ、三番勝負のうち、人が一、三番を負け、豊作を祈願します。

神相撲」(福岡県・ 八幡古表 やはたこひょう 神社)では、「 傀儡子 くぐつ 」という神様の人形が舞ったり、相撲を取ったりします。人形は三十センチや六十センチと様々で、四十七体あるうちの多くは鎌倉時代に作られ、国指定重要文化財です。
泣き相撲」(栃木県・ 生子 いくこ 神社)は、子供の健やかな成長を祈願して、毎年九月の大祭のときに行なわれます。
花相撲」(茨城県・鹿島吉田神社)では、毎年七月に子供たちが行列して神社に入り、可愛い紅白のまわしをつけて相撲を取ります。

大相撲土俵入り

相撲絵  不知火光右エ門 しらぬいみつえもん  横綱土俵入 浮世絵 歌川国貞 
1825-1879 幕末-明治時代の力士

生活の中の神道

2022.06.05

日本の雅楽は、十世紀(平安時代)に大成した日本の最も古い古典音楽です。皇室の庇護があって、古代からほとんど形を変えずに連綿と続いてきているのです。
古くは千五百年も前の音楽もあり、数多くの楽曲が千年あまり変わることなく今日も演奏できるのは、世界でも日本の雅楽しかないと言ってよく、しばしば舞も付いており振付も伝承されているのですから、素晴らしいことです。

神道のお祭りに欠かせない雅楽

2022.06.04

『古事記』では、建御雷之男神が大国主命の子の建御名方神に力比べで勝ち、国を譲り受けました。
『日本書紀』に、第十一代垂仁天皇の前で、野見宿禰と当麻蹶速が相撲を取った伝説や、皇極天皇の時代六四二年、百済からきた王族の使者のための宴で相撲を催したという史実が残っており、相撲の起源といわれています。
相撲は、力比べだけでなく、豊作の吉凶を占う農耕神事としても行なわれてきました。

相撲の起源

2022.06.03

お盆については、多くの方が仏教の行事とお考えと思いますが、元来は仏教伝来前より日本にある先祖祀りがもとになっています。
ところが、江戸時代に入り、幕府が戸籍の代わりに檀家制度を作り、人々の先祖供養を仏式のみ許可したため、お盆も仏教のみの行事と認識されて、現在に至っているのです。
日本では、古くから神祭りと共に、ご先祖さまの御霊を丁重にお祀りする祖霊祭祀が行なわれ、人々は神と祖霊に平安な生活を願いました。

お盆と神道