昭和祭 4月29日
昭和天皇陛下のご生誕を祝う
天皇のご生誕を祝った日を天長節といい、明治六年、国の祝日と決められました。
昭和二十三年(一九四八)、新しく国民の祝日を決める際に、従来の天長節を残してほしいという世論が圧倒的多数(八六・七%)を占めて、四月二十九日が、昭和天皇陛下のご生誕を祝う祝日と定められました。
折しも昭和二十一年から二十九年、昭和天皇が、敗戦後焦土と化した国土に呆然となった国民を励まされるため、全国三万三千キロにわたって全国を巡幸されている最中でした。
その後、昭和六十四年(一九八九)に崩御されたことを受けて、「みどりの日」を経て、平成十九年(二〇〇七)より「昭和の日」として祝日となりました。
神社で行なわれる恒例(毎年)のお祭りには、個別の例祭のほか、歳旦祭、元始祭、祈年祭、紀元祭、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、新嘗祭、天長祭などがあり、この日、全国の神社では祝詞があげられます。
沼津御用邸記念公園(静岡県)明治38年、昭和天皇の御用邸として造営